♨ ひとり温泉プランナー

Monthly Onsen

10月の温泉旅はどこへ?
— 山の紅葉本番

渓谷と山の温泉地が燃える月。紅葉露天という日本の温泉の最高峰を味わうなら今。ピークの週末を外し、色づき始めの平日を狙うのが一人旅の特権です。

由布岳から見下ろす、朝霧に沈む由布院盆地10月の見どころ: 朝霧
由布岳から見下ろす、朝霧に沈む由布院盆地 — 写真: Miya.m / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

由布院温泉大分県・東京から約210分

朝霧放射冷却の朝、金鱗湖と盆地が霧に沈む幻想的な風景。

紅葉由布岳山麓と金鱗湖畔の紅葉(例年11月頃)。

駅通りの賑わいを抜けた先、金鱗湖の朝霧と裏路地のギャラリーが由布院の本当の顔です。

戦場ヶ原の草紅葉10月の見どころ: 草紅葉と紅葉
戦場ヶ原の草紅葉 — 写真: Nesnad / CC BY 4.0(Wikimedia Commons)

日光湯元温泉栃木県・東京から約165分

草紅葉と紅葉戦場ヶ原の草紅葉から始まる関東最速級の秋(例年9月下旬〜)。

湯ノ湖一周と源泉地帯の湯畑歩きを。硫黄の匂いの向こうに、観光地・日光と別の顔があります。

四万温泉・積善館(写真は新緑期)10月の見どころ: 紅葉
四万温泉・積善館(写真は新緑期) — 写真: Kentaro Ohno from Tokyo, Japan / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

四万温泉群馬県・東京から約160分

紅葉四万川沿いと奥四万湖の紅葉。青い湖面との対比が見事。

四万ブルーの奥四万湖と、レトロな積善館の夜。写真で見たあの風景の実物は想像以上です。

紅葉に囲まれた乳頭温泉郷の湯宿10月の見どころ: ブナ紅葉
紅葉に囲まれた乳頭温泉郷の湯宿 — 写真: lumoplank / CC0(Wikimedia Commons)

乳頭温泉秋田県・東京から約210分

ブナ紅葉ブナの森が金色に染まる短い秋(例年10月中旬〜下旬)。

七湯すべて泉質が違います。湯めぐり帖を手に、前回入れなかった秘湯を目指してもう一度。

三徳山投入堂(写真は新緑期)10月の見どころ: 三徳山の紅葉
三徳山投入堂(写真は新緑期) — 写真: Copyright © 2003 David Monniaux / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

三朝温泉鳥取県・東京から約240分

三徳山の紅葉投入堂を包む山全体が色づきます(例年10月下旬〜)。

河原風呂に入りそびれていたら、それだけで再訪の理由になります。三徳山投入堂への参拝登山も。

紅葉に染まる茶臼岳10月の見どころ: 先行紅葉
紅葉に染まる茶臼岳 — 写真: uraomote_yamaneko / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

那須温泉栃木県・東京から約105分

先行紅葉茶臼岳周辺は関東最速級の紅葉(例年9月下旬〜10月上旬)。

御用邸の森「那須平成の森」や殺生石の賽の河原など、高原の歩く那須は牧場の那須と別物です。

那須塩原の紅葉10月の見どころ: 渓谷紅葉
那須塩原の紅葉 — 写真: Raita Futo from Tokyo, Japan / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

塩原温泉栃木県・東京から約130分

渓谷紅葉箒川の渓谷全体が色づく塩原のハイライト(例年10月下旬〜)。

11種の泉質を巡る「湯めぐり」こそ塩原の真髄。前回と違う湯に入れば別の温泉地です。

みかんの実り(イメージ)10月の見どころ: みかん
みかんの実り(イメージ) — 写真: Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

湯河原温泉神奈川県・東京から約70分

みかん山肌がみかん色に染まる収穫期。みかん狩りも楽しめます。

万葉公園の独歩の湯から奥湯河原へ。箱根の隣で、これほど静かな谷があることに驚きます。

大深沢橋と鳴子峡の紅葉10月の見どころ: 鳴子峡
大深沢橋と鳴子峡の紅葉 — 写真: lumoplank / CC0(Wikimedia Commons)

鳴子温泉宮城県・東京から約180分

鳴子峡大深沢橋から望む峡谷の紅葉は東北屈指(例年10月下旬〜11月上旬)。

9種の泉質を湯めぐり手形で。前回と違う宿の湯に入るだけで、鳴子は何度でも新しい。

黒川温泉の温泉街10月の見どころ: 紅葉
黒川温泉の温泉街 — 写真: hiroooooki from Tokyo, Japan / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

黒川温泉熊本県・東京から約210分

紅葉渓谷の露天から見上げる紅葉。人気のピークでもあり平日推奨。

入湯手形でまだ入っていない露天へ。30の宿すべて湯が違うから、黒川は何度でも未完です。

水沢寺の紅葉(伊香保町水沢)10月の見どころ: 紅葉
水沢寺の紅葉(伊香保町水沢) — 写真: egacie / CC BY 2.1 jp(Wikimedia Commons)

伊香保温泉群馬県・東京から約120分

紅葉河鹿橋の紅葉ライトアップは伊香保随一の秋景色(例年10月下旬〜)。

石段を上り切った先の伊香保神社と、その奥の河鹿橋まで。参道の上こそ伊香保の本領です。

初秋の蔵王・お釜(10月上旬)10月の見どころ: 紅葉
初秋の蔵王・お釜(10月上旬) — 写真: Koichi_Hayakawa / CC BY 4.0(Wikimedia Commons)

蔵王温泉山形県・東京から約150分

紅葉山頂から里へ下りる紅葉のグラデーション(例年9月下旬〜)。

冬の樹氷だけが蔵王ではありません。夏のお釜の火口湖と、強酸性の湯は季節を問わず本物です。

野沢菜(イメージ)10月の見どころ: 野沢菜の収穫
野沢菜(イメージ) — 写真: Ocdp / CC0(Wikimedia Commons)

野沢温泉長野県・東京から約140分

野沢菜の収穫野沢菜の収穫と漬け込みの季節。村が最も村らしい頃。

13の外湯を全部巡りましたか。麻釜の源泉で野沢菜を茹でる里の暮らしは、スキーと別の野沢です。

志賀高原・木戸池の紅葉10月の見どころ: 林檎と紅葉
志賀高原・木戸池の紅葉 — 写真: koichi_hayakawa / CC BY 4.0(Wikimedia Commons)

湯田中・渋温泉長野県・東京から約120分

林檎と紅葉信州りんごの最盛期。志賀高原の紅葉も例年10月頃。

猿だけ見て帰るのはもったいない。石畳の渋温泉で九湯めぐりをすれば、昭和にタイムスリップです。

下呂温泉
下呂温泉の風景 — 写真: 663highland / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

下呂温泉岐阜県・東京から約210分

飛騨の実り新米と秋の山の幸が食卓に並ぶ、飛騨路の実りの季節。

温泉街の対岸、飛騨川越しに眺める夜景と、噴泉地の開放感。歩いてこそ下呂は面白い。

柳並木の北柳通り10月の見どころ: カニ前の静けさ
柳並木の北柳通り — 写真: Drivephotographer / CC0(Wikimedia Commons)

城崎温泉兵庫県・東京から約210分

カニ前の静けさ解禁前の落ち着いた季節。但馬牛と秋の日本海の幸をゆっくり。

七つの外湯、全部入りましたか。浴衣で下駄を鳴らして巡る夜の柳並木は何度来ても正解です。

大湯沼と紅葉10月の見どころ: 紅葉
大湯沼と紅葉 — 写真: lumoplank / CC0(Wikimedia Commons)

登別温泉北海道・東京から約210分

紅葉地獄谷を囲む森が色づく短い秋(例年10月中旬頃)。

地獄谷の遊歩道の先、大湯沼の川の天然足湯まで歩きましたか。森の中の足湯は道内屈指の体験です。

定山渓温泉街の紅葉10月の見どころ: 紅葉
定山渓温泉街の紅葉 — 写真: t-konno / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

定山渓温泉北海道・東京から約180分

紅葉渓谷全体が燃える定山渓の代名詞(例年10月上旬〜中旬)。

定山渓ダムと豊平川の渓谷遊歩道へ。札幌の奥座敷は、歩くと想像以上に山深い。

龍王峡の渓谷(写真は新緑期)10月の見どころ: 龍王峡の紅葉
龍王峡の渓谷(写真は新緑期) — 写真: Kanohara (talk) / Public domain(Wikimedia Commons)

鬼怒川温泉栃木県・東京から約120分

龍王峡の紅葉渓谷が色づく鬼怒川のハイライト(例年10月下旬〜11月中旬)。

大型旅館だけが鬼怒川ではありません。龍王峡の遊歩道と吊橋を歩けば渓谷美の宝庫です。

箱根の秋10月の見どころ: 紅葉
箱根の秋 — 写真: Raita Futo from Tokyo, Japan / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

箱根温泉神奈川県・東京から約85分

紅葉仙石原のすすき野原と芦ノ湖畔の紅葉が見頃を迎えます。

定番の湯本・強羅を離れ、芦之湯や仙石原の奥箱根へ。同じ箱根でも湯質と静けさが別物です。

公的データで見る10月の混み具合

観光庁「宿泊旅行統計調査」(2025年確定値)の客室稼働率で、10月の混み具合を県単位で確認できます。 年平均との差がマイナスの県は「10月が普段より空く県」——狙い目です。全国平均は66.6%。

都道府県10月の客室稼働率年平均との差
北海道63.2%+1.9pt
群馬県49.2%+2.5pt混みやすい
長野県42.4%+3.4pt混みやすい
大分県58.2%+3.9pt混みやすい
兵庫県65.5%+4.5pt混みやすい
神奈川県70.8%+4.9pt混みやすい
熊本県64.7%+5.9pt混みやすい
鳥取県58.5%+6.4pt混みやすい
山形県57.5%+7.2pt混みやすい
栃木県62.8%+7.6pt混みやすい
岐阜県63.6%+7.6pt混みやすい
宮城県68.2%+8.1pt混みやすい
秋田県60.4%+12.4pt混みやすい

出典: 観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値(全施設タイプ計の客室稼働率)。県全体の数値のため、個別の温泉地とは傾向が異なる場合があります。

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