Monthly Onsen
3月の温泉旅はどこへ?
— 早春の湯めぐり
梅の名残と桜の走りが交差する月。雪解けの山の湯はまだ冬の顔で、里の温泉街には春の光が差し込みます。カニは終盤、名残の味を。
3月の見どころ: 雪見の白濁湯乳頭温泉秋田県・東京から約210分
雪見の白濁湯深い雪と乳白色の露天。日本の冬の温泉の原風景です。
七湯すべて泉質が違います。湯めぐり帖を手に、前回入れなかった秘湯を目指してもう一度。
3月の見どころ: 牡蠣和倉温泉石川県・東京から約180分
牡蠣能登かきのシーズン。焼き牡蠣小屋も各所に開きます。
宿の食事だけで帰らず、能登の朝市や七尾の食祭市場へ。半島の食文化は驚くほど深い。
3月の見どころ: 桜と新緑修善寺温泉静岡県・東京から約120分
桜と新緑桂川沿いの桜から竹林の新緑へ。春の移ろいが美しい。
竹林の小径は朝7時前が別世界。誰もいない石畳と川音だけの修善寺を知ると戻れません。
3月の見どころ: 梅の宴湯河原温泉神奈川県・東京から約70分
梅の宴湯河原梅林に約4,000本の梅(例年2月上旬〜3月上旬)。
万葉公園の独歩の湯から奥湯河原へ。箱根の隣で、これほど静かな谷があることに驚きます。
3月の見どころ: 湯あかり黒川温泉熊本県・東京から約210分
湯あかり竹灯籠が川辺を照らす冬の風物詩(例年12月下旬〜春先)。
入湯手形でまだ入っていない露天へ。30の宿すべて湯が違うから、黒川は何度でも未完です。
3月の見どころ: いちご狩り伊豆長岡温泉静岡県・東京から約95分
いちご狩り静岡いちごの最盛期。温泉といちご狩りの組み合わせが定番。
温泉街の外へ少し。パノラマパークから望む富士と駿河湾は、伊豆長岡の隠れた主役です。
3月の見どころ: 樹氷蔵王温泉山形県・東京から約150分
樹氷スノーモンスターの樹氷原は世界的にも希少な冬景色(例年1〜2月が最盛期)。
冬の樹氷だけが蔵王ではありません。夏のお釜の火口湖と、強酸性の湯は季節を問わず本物です。
3月の見どころ: 雪と外湯野沢温泉長野県・東京から約140分
雪と外湯雪の中の外湯めぐりはこの村ならではの体験。
13の外湯を全部巡りましたか。麻釜の源泉で野沢菜を茹でる里の暮らしは、スキーと別の野沢です。
3月の見どころ: 松葉ガニ城崎温泉兵庫県・東京から約210分
松葉ガニ解禁は例年11月上旬。カニのために城崎へ来る価値があります。
七つの外湯、全部入りましたか。浴衣で下駄を鳴らして巡る夜の柳並木は何度来ても正解です。
3月の見どころ: 雪の地獄谷登別温泉北海道・東京から約210分
雪の地獄谷雪と噴気の白のコントラスト。北海道の冬の温泉の真骨頂。
地獄谷の遊歩道の先、大湯沼の川の天然足湯まで歩きましたか。森の中の足湯は道内屈指の体験です。
3月の見どころ: 雪見の湯畑草津温泉群馬県・東京から約180分
雪見の湯畑雪と湯けむりの湯畑は草津の代名詞的風景。夜のライトアップも。
湯畑の先へ。西の河原の夕暮れ、地元の共同浴場、夜21時以降の静かな湯畑が二度目の草津です。
3月の見どころ: 松山城の桜道後温泉愛媛県・東京から約180分
松山城の桜城山公園の桜と道後の湯。春の松山は華やか。
本館だけが道後ではありません。飛鳥乃湯泉の現代アート湯屋と、椿の湯の地元感も味わって。
3月の見どころ: 梅とあたみ桜熱海温泉静岡県・東京から約45分
梅とあたみ桜熱海梅園の梅まつりと日本一早咲きのあたみ桜(例年1月〜3月)。
駅前の賑わいの先へ。路地裏の喫茶と糸川沿いを歩けば、昭和の温泉町の素顔に会えます。
公的データで見る3月の混み具合
観光庁「宿泊旅行統計調査」(2025年確定値)の客室稼働率で、3月の混み具合を県単位で確認できます。 年平均との差がマイナスの県は「3月が普段より空く県」——狙い目です。全国平均は61.1%。
| 都道府県 | 3月の客室稼働率 | 年平均との差 |
|---|---|---|
| 秋田県 | 37.9% | -10.1pt空きやすい |
| 長野県 | 32.9% | -6.1pt空きやすい |
| 北海道 | 55.2% | -6.1pt空きやすい |
| 山形県 | 47.7% | -2.6pt空きやすい |
| 群馬県 | 44.9% | -1.8pt |
| 石川県 | 56.1% | -0.9pt |
| 神奈川県 | 67.3% | +1.4pt |
| 兵庫県 | 62.7% | +1.7pt |
| 静岡県 | 58.4% | +2.4pt混みやすい |
| 熊本県 | 62.8% | +4.0pt混みやすい |
| 愛媛県 | 61.3% | +4.1pt混みやすい |
出典: 観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値(全施設タイプ計の客室稼働率)。県全体の数値のため、個別の温泉地とは傾向が異なる場合があります。