Monthly Onsen
6月の温泉旅はどこへ?
— 紫陽花とほたる
梅雨の晴れ間に紫陽花とほたる。雨の温泉街もまた風情で、観光客が減るこの月は静かに過ごしたい一人旅の味方です。
6月の見どころ: 高原の初夏日光湯元温泉栃木県・東京から約165分
高原の初夏ワタスゲやズミが咲く戦場ヶ原。ハイキングのベストシーズン。
湯ノ湖一周と源泉地帯の湯畑歩きを。硫黄の匂いの向こうに、観光地・日光と別の顔があります。

四万温泉群馬県・東京から約160分
四万ブルー雪解け水で湖の青が最も濃くなる季節(特に5月頃)。
四万ブルーの奥四万湖と、レトロな積善館の夜。写真で見たあの風景の実物は想像以上です。

乳頭温泉秋田県・東京から約210分
新緑のブナ雪解け後の若葉が輝く森。空気の甘い季節です。
七湯すべて泉質が違います。湯めぐり帖を手に、前回入れなかった秘湯を目指してもう一度。
6月の見どころ: 穏やかな海和倉温泉石川県・東京から約180分
穏やかな海七尾湾の凪と夕景。海辺の露天が最も気持ちいい季節。
宿の食事だけで帰らず、能登の朝市や七尾の食祭市場へ。半島の食文化は驚くほど深い。

那須温泉栃木県・東京から約105分
ツツジ八幡のツツジ群落が見頃(例年5月中旬〜)。高原の春の名物です。
御用邸の森「那須平成の森」や殺生石の賽の河原など、高原の歩く那須は牧場の那須と別物です。

湯河原温泉神奈川県・東京から約70分
ほたる万葉公園でほたる観賞の夕べが開かれる初夏(例年6月頃)。
万葉公園の独歩の湯から奥湯河原へ。箱根の隣で、これほど静かな谷があることに驚きます。
6月の見どころ: ほたる伊豆長岡温泉静岡県・東京から約95分
ほたる例年6月頃、周辺の水辺でほたる観賞ができます。
温泉街の外へ少し。パノラマパークから望む富士と駿河湾は、伊豆長岡の隠れた主役です。
6月の見どころ: お釜蔵王温泉山形県・東京から約150分
お釜火口湖・お釜のエメラルドグリーンが見られるグリーンシーズン。
冬の樹氷だけが蔵王ではありません。夏のお釜の火口湖と、強酸性の湯は季節を問わず本物です。

登別温泉北海道・東京から約210分
涼夏本州の猛暑と無縁の涼しさ。避暑湯治に最適です。
地獄谷の遊歩道の先、大湯沼の川の天然足湯まで歩きましたか。森の中の足湯は道内屈指の体験です。
6月の見どころ: 夏の渓谷定山渓温泉北海道・東京から約180分
夏の渓谷涼しい渓谷と新緑。札幌観光の宿としても最適な季節。
定山渓ダムと豊平川の渓谷遊歩道へ。札幌の奥座敷は、歩くと想像以上に山深い。

鬼怒川温泉栃木県・東京から約120分
ライン下り春〜秋は鬼怒川ライン下りで渓谷を川面から楽しめます。
大型旅館だけが鬼怒川ではありません。龍王峡の遊歩道と吊橋を歩けば渓谷美の宝庫です。
6月の見どころ: 芽吹き草津温泉群馬県・東京から約180分
芽吹き標高1,200mの遅い春。新緑と残雪の白根山を同時に楽しめます。
湯畑の先へ。西の河原の夕暮れ、地元の共同浴場、夜21時以降の静かな湯畑が二度目の草津です。
6月の見どころ: 紫陽花箱根温泉神奈川県・東京から約85分
紫陽花登山電車の沿線が紫陽花のトンネルに(例年6月中旬〜7月上旬)。
定番の湯本・強羅を離れ、芦之湯や仙石原の奥箱根へ。同じ箱根でも湯質と静けさが別物です。
公的データで見る6月の混み具合
観光庁「宿泊旅行統計調査」(2025年確定値)の客室稼働率で、6月の混み具合を県単位で確認できます。 年平均との差がマイナスの県は「6月が普段より空く県」——狙い目です。全国平均は58.8%。
| 都道府県 | 6月の客室稼働率 | 年平均との差 |
|---|---|---|
| 静岡県 | 48.8% | -7.2pt空きやすい |
| 神奈川県 | 60.2% | -5.7pt空きやすい |
| 石川県 | 53.2% | -3.8pt空きやすい |
| 栃木県 | 51.5% | -3.7pt空きやすい |
| 群馬県 | 46.5% | -0.2pt |
| 山形県 | 52.0% | +1.7pt |
| 秋田県 | 51.4% | +3.4pt混みやすい |
| 北海道 | 64.7% | +3.4pt混みやすい |
出典: 観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値(全施設タイプ計の客室稼働率)。県全体の数値のため、個別の温泉地とは傾向が異なる場合があります。