Monthly Onsen
9月の温泉旅はどこへ?
— 初秋の走り
高地から秋が始まる月。すすきの穂が揺れ、関東最速の紅葉が山頂部に届きます。夏の喧騒が去った温泉街は落ち着きを取り戻します。
9月の見どころ: お釜蔵王温泉山形県・東京から約150分
お釜火口湖・お釜のエメラルドグリーンが見られるグリーンシーズン。
紅葉山頂から里へ下りる紅葉のグラデーション(例年9月下旬〜)。
冬の樹氷だけが蔵王ではありません。夏のお釜の火口湖と、強酸性の湯は季節を問わず本物です。
9月の見どころ: 草紅葉と紅葉日光湯元温泉栃木県・東京から約165分
草紅葉と紅葉戦場ヶ原の草紅葉から始まる関東最速級の秋(例年9月下旬〜)。
湯ノ湖一周と源泉地帯の湯畑歩きを。硫黄の匂いの向こうに、観光地・日光と別の顔があります。
9月の見どころ: 穏やかな海和倉温泉石川県・東京から約180分
穏やかな海七尾湾の凪と夕景。海辺の露天が最も気持ちいい季節。
宿の食事だけで帰らず、能登の朝市や七尾の食祭市場へ。半島の食文化は驚くほど深い。
9月の見どころ: 先行紅葉那須温泉栃木県・東京から約105分
先行紅葉茶臼岳周辺は関東最速級の紅葉(例年9月下旬〜10月上旬)。
御用邸の森「那須平成の森」や殺生石の賽の河原など、高原の歩く那須は牧場の那須と別物です。

鳴子温泉宮城県・東京から約180分
新米とだんご米どころ大崎の新米の季節。栗だんごも旬を迎えます。
9種の泉質を湯めぐり手形で。前回と違う宿の湯に入るだけで、鳴子は何度でも新しい。
9月の見どころ: 林檎と紅葉湯田中・渋温泉長野県・東京から約120分
林檎と紅葉信州りんごの最盛期。志賀高原の紅葉も例年10月頃。
猿だけ見て帰るのはもったいない。石畳の渋温泉で九湯めぐりをすれば、昭和にタイムスリップです。

下呂温泉岐阜県・東京から約210分
飛騨の実り新米と秋の山の幸が食卓に並ぶ、飛騨路の実りの季節。
温泉街の対岸、飛騨川越しに眺める夜景と、噴泉地の開放感。歩いてこそ下呂は面白い。
9月の見どころ: カニ前の静けさ城崎温泉兵庫県・東京から約210分
カニ前の静けさ解禁前の落ち着いた季節。但馬牛と秋の日本海の幸をゆっくり。
七つの外湯、全部入りましたか。浴衣で下駄を鳴らして巡る夜の柳並木は何度来ても正解です。

鬼怒川温泉栃木県・東京から約120分
ライン下り春〜秋は鬼怒川ライン下りで渓谷を川面から楽しめます。
大型旅館だけが鬼怒川ではありません。龍王峡の遊歩道と吊橋を歩けば渓谷美の宝庫です。
9月の見どころ: 秋の走り草津温泉群馬県・東京から約180分
秋の走り標高1,200mは平地より一足早い秋。虫の音と湯けむりの静かな季節です。
湯畑の先へ。西の河原の夕暮れ、地元の共同浴場、夜21時以降の静かな湯畑が二度目の草津です。
9月の見どころ: 初秋の坂道有馬温泉兵庫県・東京から約180分
初秋の坂道暑さが緩み坂の町歩きが快適に。連休を外した9月平日は狙い目です。
金の湯だけで帰っていませんか。銀泉との入り比べと、坂の路地の寺町散歩が二度目の有馬です。
9月の見どころ: 夏の夜別府温泉大分県・東京から約180分
夏の夜湯上がりの海辺散歩と夜風。港町の宵が心地よい季節です。
地獄めぐりの次は路地裏の共同浴場と竹瓦温泉の砂湯へ。観光の別府から暮らしの別府へ。
9月の見どころ: すすきの走り箱根温泉神奈川県・東京から約85分
すすきの走り仙石原のすすきが銀色に輝き始めます(見頃は例年9月下旬〜11月)。
定番の湯本・強羅を離れ、芦之湯や仙石原の奥箱根へ。同じ箱根でも湯質と静けさが別物です。
公的データで見る9月の混み具合
観光庁「宿泊旅行統計調査」(2025年確定値)の客室稼働率で、9月の混み具合を県単位で確認できます。 年平均との差がマイナスの県は「9月が普段より空く県」——狙い目です。全国平均は62.8%。
| 都道府県 | 9月の客室稼働率 | 年平均との差 |
|---|---|---|
| 大分県 | 50.0% | -4.3pt空きやすい |
| 神奈川県 | 61.7% | -4.2pt空きやすい |
| 兵庫県 | 61.1% | +0.1pt |
| 岐阜県 | 56.9% | +0.9pt |
| 群馬県 | 47.8% | +1.1pt |
| 石川県 | 58.5% | +1.5pt |
| 栃木県 | 56.9% | +1.7pt |
| 山形県 | 53.2% | +2.9pt混みやすい |
| 宮城県 | 63.5% | +3.4pt混みやすい |
| 長野県 | 42.8% | +3.8pt混みやすい |
出典: 観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値(全施設タイプ計の客室稼働率)。県全体の数値のため、個別の温泉地とは傾向が異なる場合があります。