Monthly Onsen
12月の温泉旅はどこへ?
— 雪見と湯あかり
雪見風呂の開幕と、冬の灯りの月。年末の慌ただしさの前に、静かな湯で一年を締めくくる一人旅を。
四万温泉温泉群馬県・東京から約160分
静寂の冬一年で最も静かな季節。雪見の内湯でこもる湯治気分を。
四万ブルーの奥四万湖と、レトロな積善館の夜。写真で見たあの風景の実物は想像以上です。
乳頭温泉温泉秋田県・東京から約210分
雪見の白濁湯深い雪と乳白色の露天。日本の冬の温泉の原風景です。
七湯すべて泉質が違います。湯めぐり帖を手に、前回入れなかった秘湯を目指してもう一度。
和倉温泉石川県・東京から約180分
寒ブリ能登の寒ぶりの季節。脂の乗りは日本海の冬の贈り物。
宿の食事だけで帰らず、能登の朝市や七尾の食祭市場へ。半島の食文化は驚くほど深い。
三朝温泉鳥取県・東京から約240分
雪の河原風呂川辺の露天に雪が舞う、三朝らしい冬の風景。
河原風呂に入りそびれていたら、それだけで再訪の理由になります。三徳山投入堂への参拝登山も。
修善寺温泉静岡県・東京から約120分
遅い紅葉修善寺自然公園のもみじ林は伊豆ならではの遅い見頃(例年11月中旬〜12月上旬)。
竹林の小径は朝7時前が別世界。誰もいない石畳と川音だけの修善寺を知ると戻れません。
塩原温泉栃木県・東京から約130分
雪見と湯治湯治場の空気が濃くなる冬。長逗留の一人客も多い季節。
11種の泉質を巡る「湯めぐり」こそ塩原の真髄。前回と違う湯に入れば別の温泉地です。
湯河原温泉神奈川県・東京から約70分
みかん山肌がみかん色に染まる収穫期。みかん狩りも楽しめます。
万葉公園の独歩の湯から奥湯河原へ。箱根の隣で、これほど静かな谷があることに驚きます。
鳴子温泉宮城県・東京から約180分
湯治の冬雪深い湯治場の風情が最も濃い季節。連泊割のある宿も。
9種の泉質を湯めぐり手形で。前回と違う宿の湯に入るだけで、鳴子は何度でも新しい。
黒川温泉熊本県・東京から約210分
湯あかり竹灯籠が川辺を照らす冬の風物詩(例年12月下旬〜春先)。
入湯手形でまだ入っていない露天へ。30の宿すべて湯が違うから、黒川は何度でも未完です。
伊香保温泉群馬県・東京から約120分
雪の石段雪化粧した石段街と湯気の対比が美しい季節。
石段を上り切った先の伊香保神社と、その奥の河鹿橋まで。参道の上こそ伊香保の本領です。
伊豆長岡温泉静岡県・東京から約95分
富士くっきり空気が澄み、パノラマパークからの富士が最も美しい季節。
温泉街の外へ少し。パノラマパークから望む富士と駿河湾は、伊豆長岡の隠れた主役です。
蔵王温泉山形県・東京から約150分
樹氷スノーモンスターの樹氷原は世界的にも希少な冬景色(例年1〜2月が最盛期)。
冬の樹氷だけが蔵王ではありません。夏のお釜の火口湖と、強酸性の湯は季節を問わず本物です。
野沢温泉温泉長野県・東京から約140分
雪と外湯雪の中の外湯めぐりはこの村ならではの体験。
13の外湯を全部巡りましたか。麻釜の源泉で野沢菜を茹でる里の暮らしは、スキーと別の野沢です。
湯田中・渋温泉長野県・東京から約120分
スノーモンキー雪見風呂に浸かる猿が見られるベストシーズン。
猿だけ見て帰るのはもったいない。石畳の渋温泉で九湯めぐりをすれば、昭和にタイムスリップです。
下呂温泉岐阜県・東京から約210分
雪見と飛騨牛雪の温泉街と、冬こそ旨い飛騨牛の組み合わせ。
温泉街の対岸、飛騨川越しに眺める夜景と、噴泉地の開放感。歩いてこそ下呂は面白い。
城崎温泉兵庫県・東京から約210分
松葉ガニ解禁は例年11月上旬。カニのために城崎へ来る価値があります。
七つの外湯、全部入りましたか。浴衣で下駄を鳴らして巡る夜の柳並木は何度来ても正解です。
登別温泉北海道・東京から約210分
雪の地獄谷雪と噴気の白のコントラスト。北海道の冬の温泉の真骨頂。
地獄谷の遊歩道の先、大湯沼の川の天然足湯まで歩きましたか。森の中の足湯は道内屈指の体験です。
鬼怒川温泉栃木県・東京から約120分
雪見露天渓谷の雪景色を望む露天風呂。空いていて料金も落ち着く季節。
大型旅館だけが鬼怒川ではありません。龍王峡の遊歩道と吊橋を歩けば渓谷美の宝庫です。
草津温泉群馬県・東京から約180分
雪見の湯畑雪と湯けむりの湯畑は草津の代名詞的風景。夜のライトアップも。
湯畑の先へ。西の河原の夕暮れ、地元の共同浴場、夜21時以降の静かな湯畑が二度目の草津です。
道後温泉愛媛県・東京から約180分
みかん愛媛みかんの最盛期。搾りたてジュースの飲み比べを。
本館だけが道後ではありません。飛鳥乃湯泉の現代アート湯屋と、椿の湯の地元感も味わって。
別府温泉大分県・東京から約180分
湯けむり冬景色冷えた空気に湯けむりが映える、別府が最も別府らしい季節。
地獄めぐりの次は路地裏の共同浴場と竹瓦温泉の砂湯へ。観光の別府から暮らしの別府へ。
由布院温泉大分県・東京から約210分
朝霧放射冷却の朝、金鱗湖と盆地が霧に沈む幻想的な風景。
駅通りの賑わいを抜けた先、金鱗湖の朝霧と裏路地のギャラリーが由布院の本当の顔です。
箱根温泉神奈川県・東京から約85分
冬晴れの富士空気が澄み、芦ノ湖越しの富士が一年で最も美しい季節。
定番の湯本・強羅を離れ、芦之湯や仙石原の奥箱根へ。同じ箱根でも湯質と静けさが別物です。
熱海温泉静岡県・東京から約45分
澄む海空気が澄み、初島や大島まで見渡せる展望露天の季節。
駅前の賑わいの先へ。路地裏の喫茶と糸川沿いを歩けば、昭和の温泉町の素顔に会えます。
公的データで見る12月の混み具合
観光庁「宿泊旅行統計調査」(2025年確定値)の客室稼働率で、12月の混み具合を県単位で確認できます。 年平均との差がマイナスの県は「12月が普段より空く県」——狙い目です。全国平均は59.5%。
| 都道府県 | 12月の客室稼働率 | 年平均との差 |
|---|---|---|
| 秋田県 | 38.3% | -9.7pt空きやすい |
| 山形県 | 43.2% | -7.1pt空きやすい |
| 岐阜県 | 50.0% | -6.0pt空きやすい |
| 長野県 | 33.3% | -5.7pt空きやすい |
| 鳥取県 | 48.1% | -4.0pt空きやすい |
| 栃木県 | 51.2% | -4.0pt空きやすい |
| 群馬県 | 43.4% | -3.3pt空きやすい |
| 宮城県 | 57.4% | -2.7pt空きやすい |
| 石川県 | 54.4% | -2.6pt空きやすい |
| 愛媛県 | 55.0% | -2.1pt空きやすい |
| 北海道 | 59.5% | -1.8pt |
| 静岡県 | 55.2% | -0.8pt |
| 兵庫県 | 60.3% | -0.7pt |
| 熊本県 | 58.4% | -0.4pt |
| 神奈川県 | 68.1% | +2.2pt混みやすい |
| 大分県 | 56.6% | +2.3pt混みやすい |
出典: 観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値(全施設タイプ計の客室稼働率)。県全体の数値のため、個別の温泉地とは傾向が異なる場合があります。